2014年07月26日

日本、初代女王逃す 藍「びっくりするほど悔しい」

米女子プロゴルフツアー 国·地域別対抗戦 第1回インターナショナル·クラウン最終日(27日、米メリーランド州ケイブズバレーGC)
 1次リーグ(L)上位5チームによるシングルス戦を行い、首位通過の日本は、1勝3敗で勝ち点を2点しか追加できず、通算10得点で韓国に並び3位で終戦。米女子ツアーによる国·地域別対抗戦の初代女王の座を逃した。1次Lのダブルスでの息の合ったプレーで優勝に最も近い位置につけたが、シングルス戦でまさかの大失速となった。4勝したスペインが逆転Vを飾った。
 チーム·ジャパンは落胆の色を隠せなかった。ミラクルショットを連発し、崖っ縁からはい上がった1次Lの快進撃から、よもやの逆転負け。隔年開催の第1回大会のVトロフィーはスペインの手に渡った。チームをまとめた宮里藍(29)=サントリー=は「びっくりするほど悔しい」。感涙にわく初代女王チームを横目に、唇をかんだ。
 予選通過チームの各代表1人ずつと当たる最終日のシングルス戦。勝ったのは3番手の宮里美香(24)=NTTぷらら=だけだった。最も頼りにしていた横峯さくら(29)=エプソン=が最初に出たが、韓国選手に惜敗。12番(パー5)で8メートルのパットを沈め、今大会3つ目のイーグルを奪うなど中盤まで優勢だったが、終盤に逆転された。
 バトンを受けた比嘉真美子(20)=ジブラルタ生命保険=も世界11位の強豪に屈服。最終組で出た藍は、試合途中でライバルチームの優勝が確定する中でプレーし「気持ちの持っていき方が難しかった」。17番では1メートル半のパーパットを外した。
 首都ワシントンが近く、大使館からの応援も受けた。優勝は逃したチーム·ジャパンだが、日の丸を背負う五輪に向けた予行演習ともなった。「(16年)リオ、(20年)東京の五輪がある。いい経験ができた」と比嘉。藍は「国を代表してやれることにすごく幸せを感じながら1週間を過ごせた」と、かみしめた。(スコッティキャメロン ニューポート2)
 ◆大会方式 1チーム4人制で8チームが参加。1次リーグはA、B組に分かれ、2人一組でホールごとにいい方のスコアを採用するフォアボールで総当たりする。各組2位までと、3位のうち1チームの計5チーム20選手が最終日はシングルスで対戦し、4日間の総得点で争う。



Posted by 吉田正一 at 17:32│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
日本、初代女王逃す 藍「びっくりするほど悔しい」
    コメント(0)